保育士直伝!0〜2歳の氷遊びアイデア——牛乳パックと砂場の型で、夏がもっと楽しくなる
夏の遊びといえば水遊び。でも、こんな日はありませんか。
- ちょっと鼻水が出ていて、水遊びはやめておきたい
- 肌が弱くて、長時間水に触れさせるのが心配
- 準備と後片づけを考えると、正直しんどい
- 今日は天気がいまいち。でも家の中で何かしたい
そんな日に、私が保育園でいちばん頼りにしているのが氷です。
前の日に水を凍らせておくだけ。たったそれだけで、子どもたちは驚くほど夢中になります。しかも氷は、水遊びとはまったく違う面白さを持っているんです。
今日は0歳・1歳・2歳それぞれの氷遊びを、保育園での実際の様子とあわせてご紹介します。
氷遊びのいいところ
まず、氷遊びが助かる理由を3つだけ。
① 準備が前日の数分で終わる
水を型に入れて冷凍庫へ。それだけです。朝バタバタしません。
② 使う水がとても少ない
たらいに少しの氷。水遊びのように大量の水を用意する必要がありません。片づけも一瞬です。
③ 室内でもできる
タオルを敷けば、お部屋の中でも大丈夫。雨の日の救世主になります。
0歳児——氷そのものの「冷たさ」に感動する
0歳児には、製氷皿で作った普通の氷で十分です。
この年齢の子は、形や色にはまだあまり反応しません。感動しているのは、もっと根っこの部分——氷そのものの感触です。
冷たい。つるつるしている。持っていると、だんだん小さくなる。
そして意外と見落とされがちなのが、溶けた氷の水の冷たさです。氷が溶けてたらいに溜まった水に手を入れて、「うわ、これも冷たい!」と目を丸くする。この「冷たいが2種類ある」という発見が、0歳児にはたまらないようです。
ちなみに先日、あまりに気持ちよかったのか、たらいの中に自分ごと入ろうとした子がいました笑 それくらい魅力的だということですね。
(0歳児は氷をまず口に運びます。安全については記事の最後にまとめましたので、必ず目を通してくださいね)
1歳児——「形」「色」「大きさ」にびっくりする
1歳になると、世界の見え方がぐっと変わります。氷の形・色・大きさにちゃんと驚くようになるんです。
ここからが氷遊びの本領発揮です。
アイデア① 砂場の型抜きで凍らせる
砂場遊びの型抜き、おうちにもありませんか。あれに水を入れて凍らせるだけです。
ライオンの氷。果物の氷。
普通の四角い氷には手を伸ばさなかった子が、ライオンの形になったとたん、喜んで手に取る。「知っているかたち」が氷になっている——その意外性が、1歳児の心をつかみます。
アイデア② 牛乳パックに、おもちゃを閉じこめる
これは保育園でも大人気の遊びです。
洗った牛乳パックに、小さなおもちゃと水を一緒に入れて凍らせます。
できあがるのは、おもちゃが閉じこめられた大きな氷の柱。これを子どもに渡すと——最初は「取れない!」と不思議そうにしています。でも触っているうちに、少しずつ、少しずつ溶けてくる。
そしてついにおもちゃが出てきた瞬間の、あの顔。もう、たまりません。
「待つ」「だんだん変わる」「やっと取れた」という体験が一度に味わえる、とても贅沢な遊びです。
牛乳パックのいいところは「破いていい」こと
そしてこの遊び、実はもうひとつ楽しいポイントがあります。
氷を取り出すとき、牛乳パックはびりびりに破いてOKなんです。
もともと捨てる予定だったものですから、遠慮はいりません。子どもと一緒に「せーの!」で破ってください。普段「破いちゃだめ」と言われているものを、堂々と破ける——子どもにとって、これほど気持ちのいいことはありません。
型から氷を出す苦労もないので、大人もラクです。
**ただし、この氷はとても重いので要注意です。**牛乳パック1本ぶんの氷は、およそ1kg。子どもが持ち上げて歩き回らないよう、必ずそばで見ていてください(詳しくは最後の安全の項目で)。
2歳児——色水と混ぜると、楽しさが倍増する
2歳になったら、ぜひ色水遊びと合体させてください。氷と色水は、本当に相性がいいんです。
アイデア③ 100均の「アイスパック」を使う
100円ショップに、水を入れて凍らせる袋(アイスパック)が売っています。
ここに水を入れて凍らせておけば、遊ぶときに袋を破るだけで、すぐに氷が登場します。型から出す手間ゼロ。これが本当にラクです。
アイデア④ 凍らせる前に、食紅で色をつける
さらに面白くするなら、凍らせる前に食紅を溶かして色をつけてみてください。
色つきの氷ができあがります。
これを色水遊びに投入すると、溶けながら色が広がっていく。青い氷と黄色い氷を同じ器に入れたら、緑になっていく——2歳児にとっては、ちょっとした魔法です。
ジュース屋さんごっこも、いつもより本格的になりますよ。
前日の仕込みメモ
まとめると、凍らせる型はこんなバリエーションがあります。
| 型 | 向いている年齢 | 特徴 |
|---|---|---|
| 製氷皿 | 0歳〜 | 手軽。まずはここから |
| 砂場の型抜き | 1歳〜 | ライオン・果物など「知っている形」に |
| 牛乳パック | 1歳〜 | おもちゃを閉じこめる。破いて出せる |
| 100均のアイスパック | 2歳〜 | 破るだけ。色つき氷にも |
寝る前に仕込んでおけば、翌日にはもう遊べます。
安全のために、必ず守ってほしいこと
楽しい遊びですが、氷ならではの注意点があります。ここだけはお願いします。
- 0〜2歳は必ずそばで見守る。特に0歳児は口に入れます。小さくなったかけらは誤飲の危険があるので、こまめに回収してください
- **大きな氷を持って歩かせない。**牛乳パックで作った氷は1kg近くあります。**落として足に当たると、一発でけがをします。**その場に置いたまま触って遊ぶようにし、持ち上げて歩き出したらすぐに止めてください
- **氷は大きめに作る。**口に丸ごと入らないサイズが安心です
- **同じ手でずっと握らせない。**冷たすぎると低温やけどのような状態になることがあります。短時間で切り上げ、タオルを添えるのがおすすめです
- 牛乳パックはよく洗って乾かしてから使う。破いたあとの切り口で手を切らないよう、大人が確認を
- **食紅は食品用のものを。**口に入っても安心な素材を選んでください
- **室内でやるときは足元に注意。**溶けた水で床が滑ります。タオルを広めに敷いてください
- 体調がすぐれない日はお休みに。冷たいものは体を冷やします
まとめ
- 氷遊びは前日に凍らせるだけ。準備がラクで、水も少なく、室内でもできる
- 0歳は氷そのものの冷たさ、そして溶けた水の冷たさに感動する
- 1歳は形・色・大きさに驚く。砂場の型でライオンや果物の氷を
- 牛乳パック×おもちゃは大人気。破いて出せるのも気持ちいい
- 2歳は色水と合体。100均のアイスパック+食紅で色つき氷に
- 安全面は誤飲・長時間の冷たさ・大きな氷の重さの3つに注意
水遊びができない日も、夏はちゃんと楽しめます。
冷凍庫の中に、明日の遊びをひとつ仕込んでおきませんか。子どもが氷を握って「つめたーい!」と叫ぶ夏の一日が、ひだまりのような思い出になりますように🧊
水遊びそのもののアイデアは、保育士直伝!0〜2歳の水遊びアイデアにまとめています。あわせてどうぞ。