保育士が実際に使った絵本 年齢別おすすめ3歳編(6冊)
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3歳は「言葉の爆発期」。
おしゃべりが一気に増えて、ストーリーのある絵本も楽しめるようになる時期です。
友達への関心が芽生え、ごっこ遊びも盛んになるこの時期。
絵本を通じて「想像する力」「思いやりの気持ち」「言葉で伝える力」がぐんぐん育ちます。
今回は、保育士として10年間実際に読み聞かせで使ってきた中から、3歳児さんに特におすすめの6冊を厳選しました。
この記事でわかること
- 3歳の発達と絵本の関係
- 保育士が厳選したおすすめ絵本6冊
- 読み聞かせのコツ・選び方のポイント
3歳ってどんな時期?絵本選びのポイント
3歳児の発達には、こんな特徴があります:
- 語彙が約1,000語に急増し、会話が成り立つようになる
- 「なんで?」「どうして?」の質問が増える
- 簡単なストーリーを理解し、展開を予測できるようになる
- 友達への関心が芽生え、一緒に遊びたがる
- ごっこ遊び・お店屋さんごっこが大好きに
だからこそ、この時期の絵本選びでは:
- 繰り返しのフレーズがある → 一緒に声を出して楽しめる
- ストーリーに起承転結がある → 想像力が育つ
- 友達や協力がテーマ → 社会性の芽を育てる
- 食べ物やお店など身近なテーマ → ごっこ遊びに発展する
この4つを意識すると、3歳のお子さんにぴったりの一冊が見つかりやすくなります。
保育士おすすめ!3歳向け絵本6選
1.「ぐりとぐら」
作者:中川李枝子(作)/山脇百合子(絵)
出版社:福音館書店 / 価格:1,100円(税込)
ジャンル:冒険・食べ物
野ねずみの「ぐり」と「ぐら」が森で大きな卵を見つけて、カステラを焼くお話。
保育士のおすすめポイント
- リズミカルな言葉の繰り返し。「ぼくらの名前はぐりとぐら」のフレーズは、子どもたちが自然と声をそろえて言いたくなる魔法のことば。
- 「卵で何を作る?」のワクワク感が、お料理ごっこにも発展。食べ物への興味がぐんと広がります。
- 読み聞かせで何度読んでも、毎回子どもたちの目がキラキラする。保育士として自信を持っておすすめする一冊です。
2.「どうぞのいす」
作者:香山美子(作)/柿本幸造(絵)
出版社:ひさかたチャイルド / 価格:1,100円(税込)
ジャンル:思いやり・友達
うさぎが作った「どうぞのいす」に、次々と動物たちがやってきて、食べ物を置いたりもらったりする連鎖のお話。
保育士のおすすめポイント
- 「あとのひとに おきのどく」という優しい連鎖が、思いやりの気持ちを自然に教えてくれます。
- 繰り返し構造なので「次は誰が来るかな?」と予測しながら読める。3歳児の「考える力」にぴったり。
- 読み終わったあと、お友達におもちゃを「どうぞ」できる子が増えました。絵本の力ってすごいなと実感した一冊です。
3.「めがねうさぎ」
作者:せなけいこ(作・絵)
出版社:ポプラ社 / 価格:1,430円(税込)
ジャンル:おばけ・ユーモア
目が悪いうさこがめがねを落としてしまい、夜の山へ探しに行くとおばけが現れるお話。
保育士のおすすめポイント
- おばけが出てくるのに怖すぎない!ちょっとドジなうさこと、うさこを怖がらせようとして逆に振り回されるおばけのやりとりが3歳児に大ウケします。
- 「おばけ怖い!でももう一回読んで!」の反応が続出。怖いもの見たさの気持ちが芽生えるこの時期にぴったりの一冊です。
- せなけいこさんの貼り絵の温かみある絵柄も魅力。シリーズで「おばけのてんぷら」などもあるので、気に入ったら広がりがあります。
4.「からすのパンやさん」
作者:かこさとし(絵と文)
出版社:偕成社 / 価格:1,100円(税込)
ジャンル:ごっこ遊び・想像力
からすの一家がパン屋を営み、さまざまな形のユニークなパンが登場するお話。
保育士のおすすめポイント
- 見開きいっぱいに描かれた何十種類ものパン!恐竜パン、ヘリコプターパン…子どもたちは「これ食べたい!」「これ知ってる!」と大興奮します。
- 指差し・名前当てに最適で、お店屋さんごっこやパン屋さんごっこに自然と発展。3歳のごっこ遊びブームにドンピシャです。
- 家族で協力してお店を盛り上げる姿も描かれていて、社会性が育ち始めるこの時期にふさわしい内容です。
5.「おおきなかぶ」
作者:A・トルストイ(再話)/内田莉莎子(訳)/佐藤忠良(画)
出版社:福音館書店 / 価格:990円(税込)
ジャンル:協力・言葉遊び
大きなかぶを抜くために、おじいさん、おばあさん、孫、犬、猫、ねずみが次々と加わるお話。
保育士のおすすめポイント
- 「うんとこしょ、どっこいしょ」の繰り返しは、3歳児が大声で一緒に言いたくなる魔法のフレーズ。参加型の読み聞かせに最適です。
- みんなで力を合わせる達成感が、「お友達と協力するって楽しい!」という気持ちにつながります。
- 保育園では劇遊びの題材としても大人気。体を使って遊べるので、読んだ後の活動にもつなげやすい一冊です。
6.「三びきのやぎのがらがらどん」
作者:マーシャ・ブラウン(絵)/瀬田貞二(訳)
出版社:福音館書店 / 価格:1,320円(税込)
ジャンル:冒険・勇気
橋の下に住むトロルに、小さいやぎ、中くらいのやぎ、大きいやぎが順番に立ち向かうノルウェーの昔話。
保育士のおすすめポイント
- 小→中→大と順番に登場する構造が3歳児にとって理解しやすく、「次はどうなる?」とハラハラドキドキの展開に夢中になります。
- 少し怖いけれど最後には勝つ、という展開が「勇気」を育てます。怖がりながらも「もう一回読んで!」とリクエストする子が続出。
- 保育園では劇遊びの定番でもあります。「がたんごとん、がたんごとん」の橋を渡る音も、子どもたちが大好きなポイントです。
3歳の読み聞かせ、ここがポイント!
★ 一緒に声を出す
「うんとこしょ、どっこいしょ」「ぼくらの名前はぐりとぐら」など、繰り返しフレーズは一緒に言ってみましょう。声を出すことで、言葉が体に染み込んでいきます。
★ 「次はどうなると思う?」と聞いてみる
3歳になると展開を予測できるようになります。「次は誰が来るかな?」「かぶ抜けると思う?」と問いかけると、考える力がぐんと伸びます。
★ 同じ本を何度でもOK
「また読んで!」は成長のサイン。繰り返し読むことで、新しい発見があったり、言葉を覚えたりします。飽きるまで何度でも付き合ってあげてください。
★ 読んだ後の遊びにつなげる
「からすのパンやさん」を読んだらパン屋さんごっこ、「おおきなかぶ」を読んだら引っ張り遊び。絵本の世界を体験に変えることで、理解がもっと深まります。
まとめ
3歳は、絵本の世界をぐっと深く楽しめるようになる時期。
今回ご紹介した6冊は、どれも保育園で何十年も読み継がれてきたロングセラーばかりです。
- 言葉の力を伸ばしたい → 「ぐりとぐら」「おおきなかぶ」
- 思いやり・協力を育てたい → 「どうぞのいす」「おおきなかぶ」
- ごっこ遊び・想像力を広げたい → 「からすのパンやさん」
- 冒険心・勇気を育てたい → 「三びきのやぎのがらがらどん」
- おばけ好きなお子さんに → 「めがねうさぎ」
お子さんの「好き」や「興味」に合わせて、ぜひ一冊から試してみてくださいね。