絵本「いっさいはん」レビュー——わが子の「なぜ?」が手に取るようにわかる一冊
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生まれたばかりの赤ちゃんは、お世話こそ大変ですが、とにかくかわいい。
笑った。手を握った。あくびした。
そんな表情を見るたびに、本当にかわいくてしかたがない——あの頃を覚えていますか?
それが1歳を超えたあたりから、様子が変わってきます。歩き出し、自分の意思を表すようになり、行動はどんどん活発に。「かわいいだけの赤ちゃん」から、意思を持ったひとりの子どもになっていくんです。
そして初めての「イヤイヤ」も経験して……ママたちの顔に、少し疲れが見えてくる頃。
今日はそんな時期にこそ読んでほしい絵本、**「いっさいはん」**をご紹介します。
「いっさいはん」ってどんな絵本?
- 作者: minchi
- 対象: 大人(子育て中のパパママ)&お子さんと一緒に
1歳半——「いっさいはん」の子どもの毎日を、「あるある!」なシーンの連続で描いた絵本です。
ティッシュは全部出したい。せっかく作ったごはんより袋のほうが気になる。どこでも登る。何でも口に入れる……。1歳半の子どもと暮らしていたら必ず出会う「なぜそれを!?」という行動の数々が、ユーモアたっぷりの絵で次々と登場します。
読むと、わが子の「なぜ?」が手に取るようにわかる
この絵本のすごいところは、読むと「いっさいはん」がよくわかることです。
「なんでうちの子はこんなことするの?」と思っていた行動が、ページをめくるたびに出てくる出てくる。「うちの子だけじゃなかったんだ!」と、わが子の「なぜ?」の行動が手に取るようにわかります。
そして何より、とてもおもしろい。読んでいて、思わずくすっと笑ってしまいます。
さっきまで「もう〜!」とため息をついていたはずの行動が、絵本で見ると愛おしく見えてくる——これがこの絵本の魔法です。
保育士から見ても「そうそう!」の連続
私は保育士として、1歳児クラスの子どもたちをたくさん見てきました。だから断言できます。
この絵本に描かれていることは、全部ほんとうです。
そして、あの「なぜ?」の行動はどれも、いたずらでもわがままでもなく、世界を全力で研究している姿なんです。ティッシュを全部出すのは「引っ張ると出てくる」という大発見の検証中。どこでも登るのは、体の使い方を学んでいる真っ最中。
イヤイヤだって、「自分」が生まれた証拠。かわいいだけの赤ちゃんから、意思を持った子どもへ——それはちょっぴり大変で、でもとても尊い成長なんです。
こんな人に読んでほしい
- イヤイヤ期のはじまりに、ちょっと疲れてきたパパママ … 笑って肩の力が抜けます
- これから1歳を迎えるお子さんのパパママ … 「予習」しておくと、あの行動を余裕を持って見られます
- 1歳前後のお子さんがいる家庭へのプレゼントに … 出産祝いより一歩あと、「1歳の誕生日」の贈り物にぴったり
まとめ 「なぜ?」は、成長のサイン
- 1歳半の「なぜそれを!?」という行動は、みんな通る道
- この絵本を読むと、わが子の行動が手に取るようにわかって、くすっと笑える
- イヤイヤも困った行動も、「意思を持った子ども」に育っている証拠
大変な時期こそ、笑いに変えてくれる一冊を、そばに置いてみてください。
「いっさいはん」の毎日が、振り返れば「ひだまりのような温かい思い出」になりますように。